マニピュレーター用 操作ハンドルの硬さ調節方法


はじめに

長い間使用したマニピュレーターがスムーズに動かなくなる原因は色々ありますが、殆どが操作ハンドルの硬さから来るものです。また、使用中にハンドルが軽すぎたり硬すぎるといった時も、以下の方法で操作ハンドルの硬さを調節することができます。

粗動操作ハンドルの種類について
ピニオンメカハンドル

ピニオンメカハンドル

調整方法

粗動操作ハンドル

粗動操作ハンドル

※操作ハンドルの側面にビスが無い型

調整方法

粗動操作ハンドル
(セットビス付)

粗動操作ハンドル(セットビス付)

※操作ハンドルの側面に固定ビスが付いており、天面にレンチで回せるセットビスが付いている型

調整方法

粗動操作ハンドル
ネジタイプ
(セットビスなし)

粗動操作ハンドル(セットビスなし)

※操作ハンドルの側面に固定ビスが付いており、天面にレンチでは回せないネジがついている型

ネジタイプは、ハンドルが緩まないよう対策を施してあり、お客様で調整することはできません。ハンドル調整を行いたい場合は、弊社までお問い合わせください。


操作ハンドルの硬さ調節方法

ピニオンメカハンドルの硬さ調節方法
  1. 手で3. 操作ハンドルを固定してください。
  2. 4. セットビスをレンチで左(反時計方向)にまわして緩めます。
  3. 3. 操作ハンドルを硬くしたいときは右(時計方向)に、柔らかくしたい時には左(反時計方向)に少し回します。これにより、1. 樹脂座金2. スプリング座金の摩擦によって、硬さの調節が行われます。
  4. ご希望の硬さの所で、3. 操作ハンドルを手で固定し、4. セットビスを右に回して、しっかりと固定してください。

ピニオンメカハンドル

  1. 樹脂座金
  2. スプリング座金
  3. 操作ハンドル
  4. セットビス
  5. ピニオン
  6. メタル

粗動操作ハンドルの調整方法
  1. 手で操作ハンドルを固定してください。
  2. セットビスをレンチで左(反時計方向)にまわして緩めます。
  3. 操作ハンドルを硬くしたいときは右(時計方向)に、柔らかくしたい時には左(反時計方向)に少し回します。
  4. ご希望の硬さの所で、操作ハンドルを手で固定し、セットビスを右に回して、しっかりと固定してください。
操作ハンドルの硬さ調節方法

粗動操作ハンドル(セットビス付)の調整方法
  1. 隠しビスをレンチで左(反時計方向)にまわして取り外します。

    操作ハンドルの硬さ調節方法

  2. 隠しビスを取り外した穴に、固定ビスが入っていますので、細いレンチで左(反時計方向)にまわして緩めます。
  3. セットビスをレンチで左(反時計方向)にまわして緩めます。

    操作ハンドルの硬さ調節方法

  4. 操作ハンドルを硬くしたいときは右(時計方向)に、柔らかくしたい時には左(反時計方向)に少し回します。

    操作ハンドルの硬さ調節方法

  5. ご希望の硬さの所で、操作ハンドルを手で固定し、セットビスを右に回して、しっかりと固定してください。
  6. 固定ビスを右に回して、しっかりと固定してください。

    操作ハンドルの硬さ調節方法

  7. 最初に取り外した隠しビスをしっかりと取り付けてください。

    操作ハンドルの硬さ調節方法

操作ハンドルの硬さ調節方法


最後に

各方法とも、しっかりとセットビスが固定してあるか確認し、使用してください。もしも硬さが希望通りでなかった場合、再度上記の手順を行って調節し直してください。

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