PC-10 / PP-830に関するよくある質問

よくある質問を項目ごとにまとめました。エラーコードの他に『何かがおかしい』『ピペット/電極製作がうまくいかない』といった際に、まず下記の事項を検討してみてください。それでもなお、不具合が生じ故障の疑いがある場合は、ご自分で修理なさらず、当社または取扱店までご相談ください。


注意

高温

電源がONの時には、ヒーター部には絶対に手を触れないでください。 ヒーターが発熱していないように見えても再現性を高めるための予熱が入っており、ヒーター部に触れるとやけどします。

以下の作業は必ず電源をOFFにし、電源コードを取り外して(5〜10分程経過して)発熱したヒーターと炉が完全に冷えてから行なってください。 また、作業がすべて終了するまで電源コードは取り付けないでください。(電源はONにしないでください。)


電源について

よくある質問 原因 対処法
電源をONにしてもヒーターレベルに表示が点灯しない。 電源コードが外れている可能性があります。 電源コードを接続してください。
電源入力部の電圧設定が使用電圧と異なっている可能性があります。 電源入力部の設定を使用電圧に合わせてください。
ヒューズが切れている可能性があります。 ヒューズの確認をお願い致します。ヒューズが切れていない事とヒューズの仕様が使用する電圧に合っている事をご確認ください。
電源をONにした直後にヒューズが切れる。 制御基板が故障している可能性があります。 指定以外のヒーターを使用した場合、またはヒーター出力が高く設定された場合、基板に負荷がかかり過ぎて内部基板が故障する可能性があります。修理が必要ですので、当社までご相談ください。

戻る


ヒーター部について

よくある質問 原因 対処法
ヒーターレベル表示の意味がよくわからない。 - ヒーターレベルは、ヒーターに供給する電圧の最大値(2.5V)を100%として表示しています。ヒーターの発熱量および温度を表示している訳ではありません。
ヒーター出力が0.1間隔で調整できない。 - 仕様として、ヒーターに供給する電圧値から計算した相対値をヒーターレベルに表示しています。そのため、ヒーターレベルに表示される数値全域を0.1間隔で調整する事ができません。
ヒーター出力を同じに設定しても、同じようなピペット/電極が引けない。 ヒーターが劣化している可能性があります。 ヒーターレベルを上げてみてください。
ヒーターの取り付け部に汚れがある可能性があります。 ヒーター取付板と、炉側の接触部に汚れがある場合、紙やすりで研磨してください。
ヒーター巻線に接触箇所がある可能性があります。

ヒーター巻線の一部が上下で接触していると、ヒーターの一部しか発熱しません。

ヒーター巻線の接触箇所

ペンチ等を使用して、接触部が離れるように整形するか、新しいヒーター【PC-10H】に交換してください。

ヒーターの発熱にムラがある可能性があります。

ヒーターの発熱量は、空調等の風を受けると発熱量が安定しません。また、装置周辺の温度や湿度からも影響を受けます。

できるだけ、環境変化の少ない場所でのご使用をお願い致します。

戻る


製作したピペット/電極について

よくある質問 原因 対処法
製作したピペット/電極が歪む(芯ズレ) ヒーターの取り付け位置がずれている可能性があります。

炉(ブロック部分)に対してヒーターを斜めに取り付けないようご注意ください。

ヒーターの取り付け位置

炉(ブロック部分)の位置を調整してください。(前後、左右方向を調整しガラス管がヒーターの中央を通るように炉の位置を調整してください。)

ヒーターの取り付け位置

引いたガラス管がつながる(ガラス管が引き切れない) ヒーター出力が高い場合や、重りが軽いと発生する可能性があります。 ヒーター出力が高い場合、ガラス管が溶ける容積が増えてスライダーの可動範囲では引き伸ばしきれなくなります。また、重りが軽い場合でも同様に張力が弱くなるためガラス管が溶ける容積が増え、可動範囲内で引き伸ばしきれなくなります。重りの数を増やすか、ヒーター出力を低く設定してください。
製作したピペット/電極の上側と下側では形状は同じ? -

設定によっては、引いたピペット/電極の上側と下側はほぼ同じ形状になりますが、上側のピペット/電極は、引き終わった後もヒーター内部に残るため、残熱量によってある程度影響を受ける事や、上側は同じ位置に留まり下方向へ引っ張られる事から、上側と下側では形状が変化してきます。

特に、二段引きの場合では設定によって上側と下側でできるピペット/電極の形状が完全に異なってきます。

戻る


スライダー部について

よくある質問 原因 対処法
スライダー部の掃除の方法は? ガラス管の破片などの微小の固形物が、スライダー部のレール溝に入りそうな状態で、スライダー部を上方向に動かすとガラス破片がスライダー部のレールに入り込み、故障の原因となります。 ピンセットやブラシ等で取り除いてください。
スライダーが最上部まで上がらない。または上げる時に抵抗を感じる。 スライダーの調整が崩れている可能性があります。 でき上がるピペット/電極に影響がある場合は、修理をする必要があります。

戻る


Copyright © NARISHIGE Group. All Rights Reserved. 1999-2017